歌枕を訪ねて(12)「平城京」

 小倉百人一首第61番歌、伊勢大輔・歌枕・平城京を訪ねました。

西暦710年、元明天皇がそれまでの都だった藤原京から遷都し、唐(中国)の長安をモデルとして新しい都をつくりました。
その奈良の興福寺の僧から京の都に送られてきたナラノヤエザクラを受け取る役目であった伊勢大輔が、その時に即興で掛詞を巧みに使い、詠んだことで絶賛されたそうです。普通の桜よりひと月ほど遅咲きのナラノヤエザクラを求めて訪ねてきました。


BGM :甘茶の音楽工房より「Japanese Autumn」 百人一首読み上げ:NHKクリエイティブ・ライブラリーより             元NHKアナウンサー加賀美幸子さん