歌枕を訪ねて(22)「雄島(松島)・末の松山・沖の石」

 小倉百人一首第九十番歌・殷富門院大輔が詠んだ歌の「松島」と、第四十二番歌・清原元輔の「末の松山」そして、第九十二番歌・二条院讃岐の「沖の石」を訪ねました。

日本三景の一つ松島にある雄島。かつては「奥州の高野」と称される死者供養の霊場であったそうです。独特の雰囲気があり、小さな島ながら見どころは沢山ありました。また、雄島からそう遠くはない多賀城市の「末の松山」と「沖の石(沖の井)」は、住宅地の中という意外な所にありました。「沖の石」は、松尾芭蕉が訪れて「奥の細道」に記載したことから、陸奥国の歌枕として有名になったようです。


BGM :甘茶の音楽工房より「秋色の丘」 百人一首読み上げ:NHKクリエイティブ・ライブラリーより          元NHKアナウンサー加賀美幸子さん          https://www.nhk.or.jp/archives/creative/