中流貴族である藤原為時の娘として生まれ、為時が花山天皇に漢学を教えた漢詩人であったことから、幼少の頃より漢文を読みこなす才女であった。
彼女が執筆した『源氏物語』の評判を聞いた藤原道長に召し出され、道長の娘で一条天皇中宮の彰子に仕え、その間に世界最古の長編小説とされる「源氏物語」を書き上げました。 そのような紫式部が過ごした邸宅趾や、娘時代の約2年を父と暮らした越前市、また京に戻り源氏物語の構想を練った石山寺、氏神と崇めた大原野神社、そして晩年過ごしたとされる雲林院などの映像とともに紫式部の生涯を追ってみました。