藤原定家も参詣した「北野天満宮」

 北野天満宮は、菅原道真公をお祀りする天満宮の総本社です。

「北野の天神さん」と言って親しまれ、入試合格や学業の成就、厄除祈願などで多くの人が訪れます。藤原定家も北野天満宮に歌一巻を奉納して、和歌の上達を祈願したという記録が残っているようです。 道真公と言えば、894年に遣唐使の廃止を提案し、その結果、国風文化が生まれるようになりました。道真公は醍醐天皇の時代に右大臣にまでなったが藤原氏から妬まれ、藤原時平の陰謀で太宰府に左遷されました。その時に残した歌が 『東風吹かば にほひ起こせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ』有名な「飛梅」の歌です。 それから二年後に太宰府で亡くなります。 ところが道真の死後、京都では天変地異が続き、時平も亡くなり醍醐天皇の皇太子も、その次の皇太子も死亡しました。また、皇居に落雷するなどこの一連の出来事を道真の祟りだとしました。 その怨霊となった道真の恨みを鎮めるために北野天満宮を建立して祀ることになりました。 BGM:BGMerより「受け継がれゆく心」          http://bgmer.net